要注意疾患
下記のような症状がある方は、早急に耳鼻科を受診して下さい。特に1~3は、数週で症状が固定してしまい、治らなくなってしまいます。すぐに受診しても必ず治るとは限りませんが、発症からの日数が治癒率に大きく関係してきます。ご注意を!
1 顔面神経麻痺
この疾患は、顔面筋の動きが悪くなる為、顔面が左右非対称になり、飲み物が口の端からこぼれたり、ほっぺを膨らます事ができなくなったりする疾患です。原因のあるものとないものがあります。
2 突発性難聴
これは、文字通り突然発症する難聴です。片耳の事も、両耳の事もあります。めまいや耳鳴りを伴う事もあります。いずれにしろ顔面神経麻痺と同様に、早急に治療する必要があります。
3 嗅覚障害・味覚障害
味や匂いが弱くなったり、しなくなった時も、味覚や嗅覚の神経の障害の可能性があります。目が見えなくなったり、音が聞こえなくなったりすると、慌てて病院に駆け込むものですが、味や匂いは重大さに欠ける為か、どうしても受診が遅れがちです。しかし、これもまた放置すると治るチャンスを逃してしまいます。
4 三叉神経痛
耳の周囲の知覚神経から来る、症状です。急に痛んで、突然何事もなかったように痛みが消えるのが特徴です。ストレスや疲労が原因になる事もありますが、一般に原因ははっきりしません。